- みらいえ~る
今年3月、4月に大半が避難指示解除となった福島県飯舘村・浪江町・富岡町を訪れた。建築士会の東北ブロック女性部会の視察・見学会で、帰還した人たちの生活環境の向上や交流促進、復興拠点として建てられた「いいたて村の道の駅:までい館」~浪江町の仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」や震災から6年ぶりに復活した常磐線の浪江駅と10月運行再開予定の富岡駅へとバスで廻り、車窓からは復興状況の視察そして期間困難区域の双葉町も通過しました。準備された線量計の指す数値が移動とともに大きく変化!先が見えない状況に改めて原発ゼロを願わずにはいられませんでした。ご案内くださった福島県建築士会の皆さま大変お世話になりました。
△木がふんだんに使われていて、生の花玉がいっぱい吊り下げられたホールはとても綺麗です。
△今年8月12日にオープンしたいいたて村の道の駅「までい館」
△「帰還困難区域」になる地区と他の地区との境界には立ち入りを規制する柵が設置され白い防護服姿の警備員が立っていました。
△雨に霞んでうっすら数本のクレーンが見える福島第一原子力発電所
△除染の土が入った黒い袋(フレコンパック)が山積みにされていたり緑のシートに覆われている状況がいたるところにありました
△ケーズデンキ双葉富岡店は震災のあった3月13日のがオープン予定だったらしい
△いたるところで田んぼであっただろう所に稲に変わって太陽光発電が立ち並んでいました
△田んぼだったところは今や柳の木が生い茂っています
2017年9月2日11:22 PM|コメントはまだありません
- みらいえ~る
「建物再生、温故知新。古きを訪ねて、新しきを創る。」日本では「一生に一度の大仕事」と称して住宅の多くが解体して建て替えられてきました。その上、解体材のほとんどがゴミとして処分されてきました。それが現在は、空家問題や産廃問題などが出てきて、住まいは手入れをして住み継ぐことが求められてきています。また、歴史的建造物は残していかなければならない!という風潮も出てきました。今大会においては、基調講演の後に各県から改修事例とその取組についての発表が行われました。古民家再生から街づくりへと発展している事例や、14年かかって完成に至った事例、建て主様に納得してもらうためにお掃除ボランティアから始めて地道にコミニケーションを取り続けている事例などの発表がありました。建築士として!住宅医として!私たちは歴史ある町並みや情緒ある古民家を安易に壊してしまうのではなく、再生し創り上げていくことの大切さを伝えていかなければいけないと確かめ合いました。見学会では、明治創業時に復元された岩手銀行赤レンガ館、もりおか啄木・賢治青春館、旧岩手県立図書館・・・2日目は鉈屋町界隈~オガール紫波町~金ケ崎町城内諏訪小路伝建保存地区~達谷窟西光寺~厳美渓とハードスケジュールで巡ってきました。
国指定重要文化財(建造物) 岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館前にて
(国指定重要文化財)もりおか 啄木・賢治青春館は、明治43年(1910)に国立銀行として、90番目に竣工した旧第九十銀行本店本館を保存活用されました
晩年啄木が校正の仕事をしていた東京・銀座の朝日新聞社の跡にある啄木の歌碑の前で、銀座の商店会から盛岡市長に寄贈されたという「銀座の柳二世」
国の登録有形文化財の岩手県公会堂において大会が開催されました
大会バナーで隠れてしまいましたが・・・漆喰の美しいレリーフのある会場にて、岩手県建築士会副会長さんよりご挨拶いただきました
つなぎ温泉「愛真館」にて懇親会
今夏、盛岡さんさ踊り『最優秀賞』を受賞の 「いわてさんさの会 加藤家」さんによる「さんさ踊り」で盛り上がりました。最後は私たち参加者全員で、盛岡さんさ踊り2番「七夕くずし」を輪になって踊りました~♬~
紙芝居で「盛岡とさんさ踊り」のお話してくださいました。中学生、小学生、幼稚園、2歳児も参加の「いわてさんさの会・加藤家」さん。2歳児ちゃんは立っているだけでかわいい~
鉈屋町 「もりおか町家物語館」 町家にはやっぱりアンティークの箱階段がお似合いです
鉈屋町 もりおか町家物語館 吹抜上部
鉈屋町 「もりおか町家物語館」 襖を開けると 2階~3階隠れ部屋への隠し階段が!
オガールタウン 紫波町図書館
オガールタウン 紫波町役場玄関と隣接の保健センター玄関のアプローチ
金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保全地区を 散策
金ケ崎町城内諏訪小路重要伝統的建造物群保全地区内の 「大松沢家」はランチ&カフェとして利用されていました
平泉町 達谷窟西光寺
国指定史跡 達谷窟毘沙門堂・・・岩に食い込んだ建造物は圧巻でした!
国指定史跡 達谷窟毘沙門堂・・・岩に食い込んだ建造物どアップ!
国指定史跡 達谷窟毘沙門堂・・・ 通り抜けできます
大岸壁に刻まれた磨崖仏です。 お顔の長さは約3.6メートル
大岸壁に刻まれた磨崖仏 ご尊像の身の丈は約16.5メートル 肩幅は約9.9メートル 胸から下は崩落し現在も摩滅が著しく保護が急務なのに・・・
厳美渓にて
厳美渓
2016年9月3日11:30 PM|コメントはまだありません
- みらいえ~る
「みらいえ~る」の紹介が建築士9月号に掲載されました。県の女性委員会の有志が集まって取り組んでいる活動について紹介させていただきました。現在では私たちの活動に賛同してくださり、建築士のみならず違分野のメンバーもプラスされて活動の幅が広がってきています。これからも私たちだからできることを考え、学びながら進んでいきたいと思います!
2016年8月20日1:34 AM|コメントはまだありません
- みらいえ~る
こんにちは。
建築士会の中に、女性だけで構成される女性委員会という会があり、毎年全国の女性建築士が集まり、活動報告などを行う場があるのですが、今年度の大会で”みらいえ~る”メンバーの大泉みどりさんが、山形県代表として(実際に大泉さんは山形県女性部の委員長です)金山町の町づくりについて発表してまいりました。
その時に、昨夏開催しました「親子で作ろう!段ボールエコハウス」の件も発表しまして・・・
その時の様子が、建築士会の会報に掲載されました。
機会がありましたら是非ご覧ください。
山形県建築士会:http://www.yamagata-ken.org/
さて、私たち”みらいえ~る”のメンバーが建築士だということは、メンバー紹介でも触れておりますが、出会いのきっかけになったのが”建築士会”という団体です。
建築士会とは、
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建築士会とは
「会員の協力によって、建築士の業務の進歩改善と建築士の品位の保持、向上を図り、建築文化の進展に資する」ことを目的に、下記の建築士法第22条の2に基づいて都道府県ごとに設立された社団法人です。
建築士法第22条の2(建築士会及び建築士会連合会)
建築士は、都道府県の区域ごとに、建築士会と称する民法第34条の規定による法人を設立することができる。
2.建築士会は、全国を単位として、建築士会を会員とする建築士会連合会と称する民法第34条の規定による法人を設立することができる。
(建築士法 抜粋)
建築士会ホームページより
なんやら難しいですね(^^;
簡単に言いますと、私たち建築士が正しい情報や知識を得て、安全で安心な建物をお客様に提供できるように学んでいく会です。全国にあり、私たちは山形県建築士会です。
記:佐藤
2016年2月10日4:38 PM|コメントはまだありません